吉澤直子

 

米国GSI認定ロルフプラクティショナー

20代の頃ダンス、ヨガ、太極拳などを体験したことをきっかけに身体の使い方や構造に興味を持ち始め、やっていくうちに体のあちこちを痛め、正しい姿勢とは何だろうという疑問を抱えるようになる。さまざまな施術や治療に通い、施術ついでにいろんな先生に正しい姿勢について質問してみたが、今一つピンとくる答えは見つからなかった。

30代の頃ヨガインストラクターとして働くうちにアシュタンガヨガにはまり、5か月ほどインドに滞在するが、帰国後ヨガそのものよりも、身体の構造や正しい使い方、痛めない使い方や回復方法などに意識が向かう。大阪のアシュタンガヨガ関連の知人からロルフィング(ロルフメソッド)の存在を知り、受けてみたいと思いながらも、なかなか手を出せずに過ごす。

同じ頃太極拳にもはまるが、やはり腰やひざを痛めては治療に通う毎日を送り、思いはさらに切実なものとなっていく。

そして30代後半とうとう名古屋にてロルフィングのセッションを受ける。今まで抱えてきた多くの謎の答えをそこに見つける。私が長い間探し求めていたのはこれだったんだ。このワークをもっと知りたい!と思い、ロルフメソッドを学び、今に至る。

若いころは、各種施術を受けるとき、強い圧力の刺激の方が、効いてる感じがして良いと思っていました。頭で判断して、ほんとうのからだの声を聴いてはいなかったのではないかと思います。

からだの声は無視して、頭で考えた虚像や理想を体にむりやり押し付けようとしていたように思います。そういう段階の時は、それも必要だったのかもしれませんが、我ながら、自分の身体にひどいことをしてきたように思います。

それが年々変わってきつつあるのを感じます。
体に意識を向けること。頭で考えるのではなく、実際の、いま現実的になにが起こっているのか感じるという方向にです。

そうしているうちに、外的な力でむりやり変化させようとするような一方的な施術を受け付けなくなってきました。より、体がもともと持っている良い方向に変化しようとする力の流れを尊重してくれるような施術に、安心感を感じるようになってきたのです。

たぶんこれは世間的にみると、少数派なので、いろいろと不便な一面もありますが、これも私なりに進化した結果なんだろうなと思っています。

セッションでは、そのクライアントさんが必要とされれば、強めの圧力も使いますが、一方的にならないように気を付けています。
もちろん、繊細な方には、負担のかからないセッションを提供していきます。

自然な状態では、体は自ら良くなろうとする力を持っていて、シンプルに、それにしたがえばいいのに、人間のエゴが、それをじゃましているように思います。

現代社会の中では、人が、まるで機械や物のように扱われている場面に遭遇することがありますが、ひとりひとりはたましいの宿った生命であり、自然の一部でもあるということは、忘れてはいけないことだと思っています。